俳優の斎藤工さんが、小説家の有栖川有栖さんの人気シリーズを初めて映像化する2016年1月スタートの連続ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理(仮)」(日本テレビ系)で、主人公で犯罪学者の火村英生を演じることが28日、明らかになった。その相棒の推理作家の有栖川有栖を窪田正孝さんが演じる。
ドラマは、シリーズ開始から20年を超え、今も続く人気の「火村英生」シリーズ(KADOKAWA、講談社、光文社、新潮社、文藝春秋、徳間書店、幻冬舎)が原作。謎と闇を抱えながら犯罪捜査にストイックな火村と、彼の葛藤を救おうと使命感を持つ有栖川の2人が、友情と信頼関係を築きながら難事件に挑む。??脚本を「地獄先生ぬ〜べ〜」(同局系)などのマギーさんと佐藤友治さんが務め、演出を「花咲舞が黙ってない」(同局系)などの佐久間紀佳さんと、明石広人さん、浅見真史さんが務める。
斎藤さんは、長寿シリーズのドラマ化に「その“大河”のうまみを凝縮した、スタイリッシュな作品にしたい」といい、火村役に「映画やドラマで生まれてきた数々の探偵のうまみを凝縮したキャラクターだなと感じたので、日本の探偵のかっこよさを生み出せていけたらいいなと、あまり背負い込みすぎず、まずは楽しく演じていきたい」とコメント。また「自分を厳しい視聴者に置き、『僕だったらどんな探偵が見たいか?』を常に意識しながら、今まで生まれてきた数々の探偵たちに挑んでいきたいなと思っています」と話している。
また窪田さんは「有栖川有栖を演じる上で火村英生との距離感が大切だと感じました。相方のような雰囲気もありつつ、火村英生に静かな勝負心を持っている部分もあります」といい、「関西弁は頑張りどころの一つと受け止めています」とコメントしている。
原作者の有栖川さんは「シャーロック・ホームズ、エルキュール・ポワロ、明智小五郎、金田一耕助......。 ミステリーの輝かしい名探偵たちは、映像の世界でも活躍をしてきました。火村英生と有栖川有栖が小説から抜け出し、彼らの“推理の冒険”をドラマでご覧いただけるのは原作者として喜びです。面倒くさいところも多々ある二人ですが、斎藤工さん、窪田正孝さん、どうかよろしくお願いいたします」とコメントしている。
ドラマは2016年1月から毎週日曜午後10時半から放送。