グーグルの自動運転車がトロトロ走って人間にぶつけられてるうちに、テスラのモデルSは早くも時速97kmの区間を120kmで走ってスピード違反で捕まるという一丁前の挙動を見せています。
捕まったのはDrag TimesのBrooks Weisblat記者。動画でおわかりのように、完全にハンズオフのオートパイロットで、テスラの最新ソフトをフロリダでテストドライブ中の出来事でした。たまたま気のいい警官でスピード違反のチケット(チケット実物は動画12:40〜)の点数追加はなんとか見逃してくれたそうですけど、保険不所持の罰金10ドルはしっかり取られたとのこと。
動画ではそこの部分がカットされてるので、見逃してくれた理由まではわかりませんが、取り締まろうにも法律が実はないというのが正直なところかもね…。オートパイロットの取締りに関する法律はカリフォルニアが来年世界で初めて導入に踏み切る予定なのですが、逆に言うと今はまだどの州にもないのです。
テスラは「オートパイロット中でも標識を読み取って、スピード違反の時は警告が出るはず」、「車が自律運転中も違反の責任はドライバーにあるんで、そこんとこひとつよろしく」とワシントン・ポストに言っています。実際、法廷で戦えば罰金は間違いなくとられるケースだということです。
Weisblat記者は「マイアミ市内に近づいて制限速度が時速10マイル(16km)落ちたのだけど、その標識は感知できなかったみたい」、「オートパイロット中だったとは言ってないよ。そんなこと言ったら絶対チケット切られてる」とサンノゼマーキュリーに語ってますよ。
なるほど。いくら法律がないとは言え、「オートパイロット中、オートパイロット中、あっはははー」と暴走してるとチケットはやっぱり切られるようです…勉強になりました。
source: YouTube via San Jose Mercury News, WP
(satomi)