アップル、全iPhone製造電力のクリーンエネルギー化を計画中

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ここ最近、アップルは再生可能エネルギーへのシフトを積極的に進めてきましたが、最新の計画はなんとも野心的です。Foxconnと協力し、すべてのiPhoneの製造にかかる電力をクリーンエネルギーで賄おうというのです。

先日のアナウンスで、アップルは複数の中国のパートナーとともに太陽光、風力、水力発電システムを運用開始し、2020年までに2ギガワットというとてつもない量の電力を発電する予定だと発表しました。その計画の一部として、アップルとFoxconnは鄭州でiPhoneを製造するために使用されるエネルギー400メガワットと同じだけの電力を発電できるソーラー発電システムの建設を予定しています。なんて大胆かつ立派な計画でしょう。

また、四川省で行っている現在のソーラー発電プロジェクトでは、すでに中国の自社のオフィスや店舗で使用している電力よりも多くのエネルギーを作り出しているとのことです。率直にいうと生産工場のエネルギー需要に比べたら比較にならないような規模ですが。

もちろん、これは巨大な影響力を持つアップルだから実現できる動きといえます。他社は、このように莫大な量の再生可能エネルギーへのシフトをコミットするのはなかなか難しいでしょう。エネルギー生産のために世界で最も多くの環境汚染を排出している中国が、その状況を変えるまでには、残念ながらまだ長い道のりが待っています。


Image by Windwärts Energie under Creative Commons license.
source: アップル

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(TOMOYOSHI)