ダニエル・ラドクリフが、過去のアルコール依存症の原因は『ハリー・ポッター』シリーズの終了だったと明かしている。同作の撮影中から酔って撮影所に通っていたことを明かしたことのあるラドクリフだが、飲酒の歯止めが本当に効かなくなったのはシリーズが終了した時だったという。
【写真を見る】10歳の頃から10年間もハリー・ポッター役を演じ続けたラドクリフ
「あれは『ハリポタ』シリーズを卒業して、リアルな世界に踏み込んだ時だった。突然、『ハリポタ』の継続性の世界から放り出された。僕は一人暮らしをしていたし、ひどく混乱してしまった。記事に書かれていた通り、大量に飲んでいた。人前に出て行くことに、自分の内面で葛藤していたんだと思う。『僕だってまったく普通の生活が送れるんだ』と思いながら」とマーク・マロンのWTF ポッドキャストで語っていると英紙デイリー・メールが伝えている。
10歳の時から10年間もハリー・ポッター役を演じたラドクリフは、アルコール依存症から抜け出した理由について、「あんな風に感じながら朝目覚めることには、そのうち飽きるよ」と語っている。過去2年間はまったくアルコールは口にしていないそうで、飲酒を断つのは英国より米国のほうが簡単だと話している。
また、ラドクリフはインタビュー中で、頻繁に『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで主演を務めたイライジャ・ウッドに間違われると発言している。見た目がなんとなく似ているのと、どちらもファンタジー映画に出ていたからだろうとラドクリフは分析しており、「人違いされる人間たちの映画でも作ろうかと思ってるんだ。僕たちのどちらかが相手を殺してしまう設定とかね」とジョークをとばしている。【UK在住/ブレイディみかこ】