わざとらしいお世辞やほめ言葉を言っている人や、その見え見えのヨイショに喜んでいる上司の様子を見ると、ちょっと引いた気持ちになりますよね……。社会人生活を送っていると、そんな場面に出くわすこともきっとあるハズ。今回は今までにドン引きした、上司へのヨイショの仕方やほめ言葉について、社会人男性に聞いてみました。
・「何を言っても、『すごいですねぇー!』と返していた。自分が新入社員でそのときの課長が部長に対してそのような対応だった。部長もまんざらではなさそうだった」(38歳/電機/技術職)
・「『すごい! やっぱり○○さんにしかその仕事は出来ないですよ』上司はまんざらでもないみたいでした」(33歳/情報・IT/事務系専門職)
・「同僚が、ただひたすらに『すごいっすねー』を連発して2時間飲み会をしたこと。おまえ、意見ないのかと思った。上司もアホなのでまんざらでもなさそうでした」(36歳/機械・精密機器/営業職)
上司が何を言っても「すごいですね!」。こんな言葉に引いてしまった経験がある人が多くいました。言われている上司はうれしそうにしているけれど、本心じゃなくてゴマすりなのはまわりからは丸わかり。近くで会話を聞いているほうは、よく言えるなーとうすら寒い思いで見ているものです。
・「『さすが、○○さん~!』とドラマであるような見え透いたヨイショをしていた。同期だったが、まわりも引いていた」(33歳/電機/技術職)
・「誰もが知っているような知識をひけらかした上司に『さすがですね!』とわざとらしく持ち上げている人がいた。上司は『上手いこと持ち上げるじゃないか』とご満悦だった」(37歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)
ドラマみたいな持ち上げ方、「さすがですね!」。これも上司へのヨイショで引いた言葉としてあがりました。誰でも知っているようなことや、とりたててすごいとも思えないことに対して「さすが!」というのはやっぱり太鼓持ちでしかありません。周囲からは冷めた目線で見られている模様。
・「呼吸の仕方までほめちぎる」(30歳/機械・精密機器/技術職)
・「同僚が、『イケメンですよねー!』とあきらかに不細工なオジサン上司に言っていた。上司は喜んでいたけど、顔が引きつっていた」(26歳/農林・水産/技術職)
・「とにかくなんでもないところでほめる。ほめられるのは嫌いではない上司だったため、うれしそうにしていた」(28歳/金融・証券/専門職)
とにかく上司のやることなすこと、はたまた呼吸の仕方まで!? 「なんでもほめる」ヨイショをしている人に引いた、という方々も。心のこもっていないほめ言葉は、傍らで聞いていてもうんざりした気持ちになります。とはいえ、イケメンじゃないのにカッコイイと言われても上司も困惑するばかり。やりすぎは危険です。
・「飲み会中、ずっと上司への肯定の言葉しか言わない社員がいた。自分の少し上の先輩。心がこもっていないのが丸わかりで、上司自身も苦笑いだった」(32歳/通信/技術職)
・「完全イエスマン。『それ、いいですね!』とか、ずっと相槌うち続けてる上司。普段とえらい態度のちがいに呆れて見てた」(37歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
上司の意見をひたすら肯定する「イエスマン」に対しても、引いた気持ちになるという人が多数いました。自分の話をただただ聞いてほしいだけの上司ならそれでも良さそうですが、本人に意見がないのかとマイナスに思われることもありそう。
本心からスゴイと思ったり、上司に尊敬の念を表すのは悪いことではありません。ですが、気に入られようと大して思ってもいないヨイショをしたり、上司に媚びる態度は周囲に伝わるもの。「アイツ、媚びてんな~」とまわりが引いているときは、意外と上司も気づいているのかもしれませんね。
(エンドウリョウコ)
※画像は本文と関係ありません。
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数105件(22歳~39歳の社会人男性)。