10月15日、ファミリーマートとサークルKサンクスを抱えるユニーグループとの“統合”が発表された。これにより、来年9月をめどにサークルKサンクスの看板はなくなり、すべてファミリーマートになることが決まった。
なくなってしまうのは寂しい…なんて方も多いはずだが、そこで迫る統合を前に絶対食べておきたい一品を、サークルKサンクスのファンがオススメのポイントとともに紹介する。
初めにオススメしてくれたのは人気番組『マツコの知らない世界』でコンビニ愛を語ったこともある、コンビニ記者の吉岡秀子氏だ。
「ニュースを聞いて非常にショックでした。なんといってもサークルKサンクスの一番の強みは“他のコンビニにはないもの”を生み出す独創力。あらためてそれを感じてほしいです。これからの季節だと中華まん。他のコンビ二が素材などで勝負する中、サークルKサンクスはユニークさで勝負。マヨチャーシューまんはマヨネーズ味がガツンとくる、男性にオススメの一品です!
他には他企業、特に地元・愛知をはじめ東海地方の企業とのコラボ商品もサークルKサンクスの強み。中華まんでいうとカレー専門店CoCo壱番屋監修のカレーまんは、スパイシーで美味です」
さらにオススメは?
「独創的でオススメなのがスープ&スープごはん。とにかくラインアップが豊富。ガッツリ系からヘルシー系まで、常時10種類を超えています。実はこの分野、サークルKサンクスが他のコンビニに先駆けて、かなり力を入れてきたんです。味もおいしい!」
あまり目をとめない分野にこそキラリと光る商品があるわけですね。
「他にも男性にオススメしたいのが、ガッツリ系のホットスナック。15cm超のMEGAフランクなんていう、明らかに男性向けメニューがあるのもヘルシー志向を強める今では珍しいですよね。
あと、“他にはない”ホットスナックとしてジャンボ焼きとりはサークルKサンクスを語る上でハズせません。他のコンビニでは見かけない、皮やぼんじりのような本格的な部位までそろっています。これをアテにお酒をという心意気! サークルKサンクスは本当に“男性の味方のコンビニ”なんだなと感じますね」
次にオススメを紹介してくれたのは現代サラリーマンの食事情に詳しい、食文化研究家の今柊二(こんとうじ)氏。
「サークルKサンクスをひと言でいうと男の駄菓子屋。行くたびにワクワクさせられます。私がまずオススメしたいのはプライベートブランドの袋菓子からやわらかイカフライ。ほんのり甘くて、味つけが絶妙! そのまま食べても、お酒のアテにしても最高です。これと発泡酒を買っても300円いかない。実にリーズナブル。
他にも男子の心を刺激する一品は菓子パン! 中でもふわふわ卵のロールケーキは絶品です。今やコンビニで売っているロールケーキといえば生クリームたっぷりの“スイーツ”が主流。もちろん、サークルKサンクスでも売っています。でも、スイスロールのような昔ながらのロールケーキが食べたいときありませんか?
その欲を満たしてくれるんです! 生地がフワフワで、ガツンとおなかにもたまる。隠し味のカスタードもいい味を出しています」
話を聞くと、急に食べたくなってきましたね。
「あとは店舗限定なのですが、揚げ総菜のパック売りはお店で揚げているので味もよく、しかも安い。揚げ餃子や春巻き、アジフライなど様々な揚げ物がそろいますが、中でもイチオシはポテトコロッケ。3個108円と激安な上、子供の頃に食べた肉屋のコロッケのような素朴な感じで美味。郷愁を感じます」
ひと味違ったこだわりの商品展開により、ファンの心をガッチリ掴んできたサークルKサンクス。なくなる前に、後悔しないように食べつくすべし!
●『週刊プレイボーイ』47号では、これらの商品を写真入りで紹介! さらに本社のある愛知県民のサークルKサンクス愛まで検証、是非お読みください。