管理費の着服が発覚した大型リゾートマンション=22日午後、新潟県南魚沼市
共同通信社

 新潟県南魚沼市にある大型リゾートマンション「ツインタワー石打」(549戸)の管理組合の理事長だった男性(68)が、約15年間で管理費11億円余りを着服したとして、昨年11月に解任されていたことが22日、管理組合などへの取材で分かった。組合は時効前の約4億円分について今年1月、業務上横領容疑で警視庁に告訴状を出した。

 施設管理を委託されている地元業者によると、男性は公認会計士で、1999年に理事長に就任。昨年秋、組合が積み立てていた施設の管理費などを着服していたと別の組合員に明かし、組合の調査で、就任以降に11億円を超える使い込みが発覚した。