加藤茶「頑張ってもあと10年」、自身の“ハッピーエンド”を語る。 | ニコニコニュース

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タレントの加藤茶(72歳)とIMALU(26歳)が11月23日、都内で行われたイスラエル映画「ハッピーエンドの選び方」公開直前PRイベントに登壇した。

人は自分らしい最期を選ぶ自由はないのだろうか――。人生の最期の選び方というテーマを選びながら、世界中の映画祭の上映会場がたびたび笑いに包まれるほどにユーモラス、そして感動的な作品として大きな話題を呼んだ本作。この日は“終活”をテーマにしたトークを繰り広げる中で、加藤は驚くべき理想の最期について語った。

本作を鑑賞した加藤は「死という、題材にしにくいものを、笑いを交えて描いた脚本が凄くいい。笑えない題材を上手く笑いに持って行っている。ドリフターズ時代は死そのものを直接的に描くようなコントは怖くて出来なかったからね」と手放しで絶賛。自身も72歳ということもあり「俺ももう歳だし、去年も危ない時があったからね。だから自分も映画に出てくる“最期を迎える装置”があったらいいなと思いました。誰にも迷惑をかけず、苦しまなくていいからね」と身近なテーマとして作品を捉えた様子だった。

一方のIMALUは“終活”とはまだ無縁のようだが、「幸せな瞬間に最期を迎えるのには憧れがありますね。友達と大爆笑している瞬間に“これ、幸せだな”と思いながら死ぬのがいい」と明かし、「ケースバイケースだけれど、本人が納得してスイッチを押すわけですから、大切な人を身近に置いて、最後の言葉を残せて本人も周りもハッピーエンドになるなら“最期を迎える装置”があってもいい」と装置発明に賛成していた。

また、加藤は「泣くのではなくて、皆には笑って送ってもらいたいね。だから死ぬとき用のネタを考えています。死に際に“加トちゃんペ”は無理だけど、棺桶から花火を打ち上げたりするものいい」と芸人ならではの大胆な提案。

45歳年下の妻・綾菜さんには「俺が死んだ後は、いい人がいたら再婚してくれてと伝えている」といい、「頑張って生きてもあと10年くらい。その間に色々な事を考えなければいけないので、常に言っていますよ。認知症になって外に出て行ったら、そのまま探さないで欲しいね。人を笑わせながら、野たれ死ぬのもいい」と自身の意外なハッピーエンドを明かした。

続けてIMALUは、父・明石家さんまの送り方を聞かれると「まだまだ生き抜きますね。喋るのをやめたら、それが死ぬとき」と笑い飛ばしながらも、「コミカルな感じの方が父に合っているので、皆が泣いたり悲しむよりは笑いを大切にしたいですね。そいう話は普段しないので、この映画はいいきっかけになる」と語った。

そうした中、加藤はIMALUと妻の綾菜さんが同年代と知ると、「IMALUちゃんも俺よりももっと年上の人を好きになるかもしれないよ」とニヤリ。IMALUが「確かに年下よりも年上の方が好きかも」と興味を示すと、加藤は「でも木ブーはおススメ出来ないね。あの人は寝てばかりだからダメだよ。俺より確実に先にいくんじゃないかと心配しているくらいだから」と爆弾発言で会場を笑いで包んでいた。

映画「ハッピーエンドの選び方」は11月28日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。