伊勢志摩サミットが開かれる三重県志摩市の賢島=6月
共同通信社

 来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)開催に要する予算総額が約600億円に上り、うち警備関連費が約340億円になる見通しとなったことが分かった。政府関係者が23日、明らかにした。政府は前回2008年の北海道洞爺湖サミットと比べ、総額、警備費のいずれも実質的には増額に相当すると位置付けている。パリ同時多発テロを踏まえ、情報収集強化や警備態勢の充実に万全を期す考えだ。

 北海道洞爺湖サミットの総額は約606億円で、警備費は約331億円。伊勢志摩サミットもほぼ同水準だが、国際会議では、既存の資機材やノウハウを活用できるため前回より減額されるのが通例という。

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