11月23日は勤労感謝の日。1948年、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日として祝日に制定されたが、もともとのルーツは稲の収穫を感謝する「新嘗祭」(にいなめさい)。現在もこの日には、宮中祭祀として「新嘗祭神嘉殿の儀」が執り行われる。
起源は“収穫祭”とはいえ、今ではすっかり“働いている人に感謝する日”というイメージが強い「勤労感謝の日」だが、Twitterには、働く人たちからの“異論”がぞろぞろ。3連休前の投稿をみてみると、
「悲報、日曜月曜仕事入った…勤労感謝の日とは一体…」
など、祝日出勤をする人たちの悲哀ただようつぶやきが散見されるほか、
「勤労感謝(感謝して働け)」
と、「勤労感謝の日」は、“仕事があることに感謝して働く日”であるという定義が拡散中。なかには、
「勤労感謝なんて生ぬるいから社畜感謝の日作ろうや」
という意見も…。
もっとも、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という定義に照らし合わせると、“仕事があることに感謝して働く日”という解釈は、むしろ“正解”ともいえそう?
※当記事は2015年11月23日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。