DeNAが任天堂と共同開発しているスマートフォンゲームについて、基本プレイ無料で、アイテム課金型であることが米・The Wall Street Journalで報じられ、このニュースが日本に逆輸入する形で話題となっている。
これは11月11日に行われたDeNAの決算発表会の質疑応答で明らかになったもの。2017年春までにリリースを予定している5タイトルについて、ダウンロードや基本プレイは無料。アイテムなどは必要に応じて購入する“課金型”になるもようだ。
このニュースについて、Twitterには、
「スマホで出し渋った挙句、基本無料の課金方式採用とか、ソシャゲ屋の土場に引きずり出されただけの無能やん…(任天堂)」
「ついにNintendoにも課金格差が生じそう…」
と残念がる声があがる一方で、
「無料で遊べて課金するスタイルしか売れてない現状があるからね。有料でも売れてるのはFFやドラクエくらいのもの」
「完璧に流れ。
ソシャゲバブルがあーだこーだ言って結局はそれ。
もう流れ。
それでいい」
と、業界全体の“流れ”として仕方がないという意見も。ただ、
「マリオで残機0で死んだら『GAME OVER』の後に『1UPキノコを買って今すぐ復活!』とか出てくるんだろうな」
「Free to play(編集注:基本無料プレイのこと)なのはいいけど、アイテム課金の程度にもよるな。
一般的なアレだとガッカリだし、無くても構わない飾り要素とかなら良し」
と、課金額と課金対象を気にする声もあり、心配されている。なお、質疑応答資料によれば、
「アプリによってゲーム性・具体的な課金ポイント・ARPU(※)の高低等は異なってくるものだと考えており、現時点で具体的にお話しするのは適切ではないと考えています」
※Average Revenue Per User:ユーザ1人あたりの課金額のこと
と、DeNA側は回答している。期待が大きいだけに、仕様ひとつに対しても大きな反応がある任天堂のスマートフォン向けアプリ。果たしてどんなアプリがリリースされるのか?
(花賀太)
記事提供/『R25スマホ情報局』
※当記事は2015年11月19日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。