GSMArenaは23日(現地時間)、「Nexus 6P」を所有するユーザーから、同端末を利用して通話を行った際の音声品質に関する不具合が多数報告されていることを伝えています。
GSMArenaによると、この不具合は通常の音声通話のほかに「VoIP」による通話サービスを利用した場合にも報告されており、スピーカーモードとイヤフォンモードのどちらにおいても発生しているとのことです。既に米グーグルはこの問題の存在を認識しているとのことで、現在解決に向けて調査中としています。
なお、先月末にとあるユーザーが投稿した検証動画をきっかけに、その筐体の耐久性が疑問視される事態に陥ったNexus 6Pでしたが(過去記事[1]、[2])、先日には背面カメラモジュールおよび前面ディスプレイを覆うガラス素材が破損する問題の発生も報告されていたところ、さらに今回畳み掛けるようにして新たな不具合が取り沙汰される形となりました。
先日YouTube上に投稿された「Nexus 6P」の耐久性検証動画
また数日前には、兄弟機の「Nexus 5X」においても「充電中にタッチレスポンスが著しく悪化する」という不具合の発生が報告されており(過去記事)、今年登場した新型Nexusシリーズはともに問題への対処に追われています。
仮に上述の件に関して、実際には製造元の中国ファーウェイに一切の非はなかったとしても、今回の一連の流れによってユーザーの中にあるファーウェイへの信頼に大きな傷が付いてしまったのだとすれば、Nexusシリーズの次世代モデル製造担当の候補からは外されてしまうことになるかもしれません。
[Nexus Help Forum、XDA-Developers、Reddit via GSMArena[1]、[2]]