じーっと見たいような、見たくないような...。
クモヒトデという海の生き物をご存知でしょうか? 見た目はヒトデに近しいのですが、触手があり蜘蛛のような足取りで海の底を歩く特徴があるようです。そんなちょっぴり奇妙な彼らの内部構造が、マイクロX線撮影によって明らかになりました。
しかもこの成果は世界初。というのも、このクモヒトデという生物、かなりやわなことで知られ、科学者たちを苦労させていたのだから。もろく崩れやすい体を解剖しようとしても、これまではサンプルを保存できないほどバラバラになっていたのだとか。
今回科学者たちはマイクロX線を使った断面撮影を敢行。
エタノールに漬けられて、解剖することなくサンプルの保存に成功した世界初の実績は、下記のユーチューブ動画で詳細にチェックできます。蜘蛛もヒトデも全然すきじゃないけれど、奇妙な生き物のX線写真はちょっと気になる...という方はクイックに、それ以外の方はどうぞじっくりご覧あれ。
Image: Landschoff J, Du Plessis A, Griffiths CL. 2015a. A dataset describing brooding in three species of South African brittle stars, comprising seven high-resolution, X-ray micro tomography scans. GigaScience 2015
Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)