銭湯で何をしたら迷惑? 公衆浴場利用者アンケート | ニコニコニュース

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SUUMOジャーナル

スーパー銭湯と呼ばれる大型入浴施設が増えるにつれ、昔ながらの銭湯が減少しつつあると言われている昨今。公衆浴場での入浴方法はどうなっているのだろうか? 560人(男女それぞれ260人)にアンケート調査を行い、実情を調べた。
半数以上は石鹸で体を洗ってから入る&体を隠している

そもそもどのくらいの人たちが、公衆浴場を利用しているのだろうか? 「銭湯」「スーパー銭湯」「サウナ」「岩盤浴」の4施設に行く習慣があるかを質問した。

Q. 銭湯・スーパー銭湯に行く習慣はありますか?(複数選択)

・銭湯に行く(7.1%)
・スーパー銭湯に行く(22.7%)
・岩盤浴に行く(8.0%)
・サウナに行く(3.8%)
・上記のいずれにも行かない(70.4%)

「銭湯に行く」(7.1%)と「スーパー銭湯に行く」(22.7%)を合わせると、約3割の人が公衆浴場を利用しているようだ。では、公衆浴場で湯船につかる際は、体を洗ってから入るかについても回答してもらった。

【図1】わずかではあるが、男女ともに体を洗わずに湯船につかる人もいるようだ(SUUMOジャーナル)

男性は半数以上が「かけ湯だけして入る」(50.7%)を選択しているが、女性は約7割が「石鹸で体を洗ってから入る」(68.9%)を選んでいる。公衆浴場では「かけ湯をすればOK」と言われがちだが、女湯に関してはNG行為になってしまうかもしれない。また、男性に関しても、「石鹸で体を洗ってから入る」(47.9%)を半数近くの人が選択している。ほかの利用者のことを考慮すると、石鹸で体を洗ってから入浴したほうが無難かもしれない。

さて、公衆浴場で気になることといえば、体を隠すかどうか。同性同士だから気にしないという人もいるけれど、実際にみんなはどうしているのだろう?

【図2】体にタオルを巻きつけてしっかりと隠すのは少数派のようだ(SUUMOジャーナル)

全体の結果を見ると、「タオルで軽く抑える程度に隠す」(59.3%)がもっとも多く、次点は「隠さない」(32.4%)、「手で抑えて隠す」(6.9%)となった。男女別に見ると、女性よりも男性のほうが隠さない人が多くなってはいるものの半数以上は隠す派。

とはいえ、隠すのが面倒な人は隠さなくてもいいのでは? とも思うが、周りの人たちは隠さない人を見て、どう感じているのだろうか? 今回のアンケートでは、銭湯に関するさまざまなエピソードも答えてもらったので見てみよう。

下半身を隠さない人に対して迷惑だと感じる人もいる

まずは、銭湯で出会った迷惑だと感じた人に関するエピソードを紹介。

【銭湯の迷惑エピソード】
「湯船で泳ぐ子どもや注意しない親」(45歳・女性)
「下半身を隠さない人」(39歳・男性)
「体を洗わずに湯船にいきなり入る人」(44歳・男性)

体を隠さないことを迷惑に感じている人もいるようだが、それ以上に多かったのが子どもに関するエピソード。大声ではしゃいでいたり、走りまわったりしているのに、注意をしない親が問題視されていた。子どもと一緒に銭湯に行く際は、子どもから目を離さないようにしたほうがいいかもしれない。とはいえ、銭湯には楽しいこともたくさんある。みんなはどんなこだわりがあるのだろうか?

【銭湯に行ったときのこだわり】
「お風呂上がりにはコーヒー牛乳を一気飲みする」(32歳・女性)
「ちょっとでもいいから必ず全種類のお風呂に入る」(27歳・女性)
「湯上がりはマッサージをしてもらう」(35歳・男性)

昔から銭湯のお風呂上がりには、コーヒー牛乳を飲むというイメージがあるが、実際にやっている人が多く見受けられた。コーヒー牛乳のほかには、ソフトクリームやビールなど、冷たい飲食物を楽しんでいるようだ。また、必ずサウナのある銭湯に行く人や、自宅のお風呂のときよりも長めにつかるなど、楽しみ方は人それぞれ。

今回のアンケート結果では、公衆浴場に行く人は3割ほどだった。普段、公衆浴場に行く機会がない人も、たまには足を運んでみると、意外と充実した時間を過ごせるかもしれない。

●調査概要
[生活に関するアンケート]より
・調査期間:2015年9月25日~2015年9月29日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:1都7県に居住する、20~59歳
・有効回答数:男女560名(男性280名、女性280名)