全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会(全かま連)が、小学生から「夢のかまぼこ」企画を募集し、実際につくってみたことを発表。なかでも「飲むかまぼこ」に、ネット上で注目が集まっている。
全かま連が発表したニュースリリースによると、今年は、文献に初めてかまぼこが登場してから900周年。しかし、かまぼこの消費は減衰の一途だという。そこで、1000周年に向けた100年計画「KAMABOKO ROAD TO 1000」なるプロジェクトを今年7月22日に始動。「100年後、こんなかまぼこがあったらいいな」というアイデアを全国の小学生から募集した。
寄せられた1万通以上のアイデアから8点を選出し、11月16日に特設サイトで試作品や完成予想図を公開。ロボットの形をした「かまぼこロボ」やキャンディ型の「キャンディかまぼこ」など子供らしいものもあれば、「飲むかまぼこ」「フリーズドライかまぼこ」など、かまぼこの概念を覆すアイデアもあり、興味深い内容となっている。
「飲むかまぼこ」の試作品画像を見てみると、パッケージは、ゼリー型飲料のよう。グラスにあけられたものは、ミックスジュースのようなビジュアルだ。「職人の手によってかまぼこを酵素分解。美味しさそのままに液体にすることに成功しました」と説明されている。
ツイッターには、この「飲むかまぼこ」について、
「飲むかまぼこwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
など、気になるといった声が投稿されている。
このほか、かまぼこを乾燥させてチップスのようにした「フリーズドライかまぼこ」にも、“お酒のつまみにも良さそう”などの声が上がっている。
今後、反響が大きかったものは販売する予定とのこと。小学生の自由な発想が、かまぼこの未来を救う?
※当記事は2015年11月24日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。