Google、住宅ローン比較ツールをカリフォルニア州で公開 | TechCrunch Japan

Googleは、カリフォルニア州の認定住宅ローン・ブローカーになった。同社は今日(米国時間11/23)、カリフォルニアの住宅購入者向けに住宅ローン比較ツールを公開した。他の州も近く対応する予定。

今日の発表はさほどの驚きではない、なぜなら同社はこのサービスを開始する意志を今年5月に表明していたからだ。

これが消費者向けの公共サービスだけではないことは注目に値する。これは商用サービスであり、Googleが言うように「Google Compareへの加入は、柔軟な『コストパーリード(CPL)』モデルに基づいている」。ただし、料金の支払いはランキングや加入資格に影響を与えない、と同社は言っている。

Googleはこのサービスを ‘Compre’ ブランドの下で展開する。同ブランドのサービスには自動車保険比較ツールある。また、Googleは類似の住宅ローン比較サービスを英国ですでに提供している。

このサービスを実現するために、GoogleはZillowおよびLending Treeと提携した。金銭面の条件は明らかにされていないが、おそらくGoogleは、貸し手のデータを直接ではなく、Zillowのローンマーケットプレースを通じて入手していると考えられる。

「この提携によって、住宅ローンと融資会社に関する業界で最も正確な情報をリアルタイムで借り手に提供し、同時にZillowグループの融資会社はリーチを増やすことができる、という貴重な機会を得られる」と、Zillowグループの住宅ローン担当副社長、Erin Lantzが今日の発表で語った。

実際に住宅ローンを探す際のユーザー体験は実にシンプルだ(同じGoogleのサービスで自動車保険を探す手順と似ている)。Google Compareは、郵便番号、住宅の価格、頭金等の基本情報の入力を促した後、その家に何年住むつもりかを聞く(30年ローンを希望するのか変動金利でもよいのかを知るため)。最後に、ユーザーの好みに基づいて融資会社を推奨し、ローンに関わる手数料の詳細を提示する。

その後の融資会社との連絡はユーザーに任されているが、会社から電話をかけてもらうよう、Googleのサイトからその場で依頼することができる(電話番号を相手に知られない方法を使用する)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook