Amazonが販売するカラータブレット「Fire」シリーズ。6~8.9インチの複数サイズをラインアップするFireシリーズは、Kindleをはじめとする電子書籍や動画、ゲームをするための専用タブレットとみられがちだが、性能は汎用タブレットと比較しても遜色なく、アプリを追加することでさまざまな用途に利用できる。またVPN対応など、法人ユースを視野に入れた機能も増えつつある。
「Fire」シリーズが採用するFire OSはAndroid 4.4をベースとしており、多くのAndroidアプリがそのまま動作するが、Google Playは利用できないため、アプリは同社のアプリストアである「Amazon Android アプリストア」から導入するのが一般的だ。ラインアップはお世辞にも多いとは言えないが、Google Playで著名なアプリをはじめ、業務で使えるアプリが多数公開されているので、それらを導入することで、Fireシリーズをプライベート以外の用途にも幅広く活用できるようになる。
今回は、そんなFireシリーズを買ったらぜひ導入しておきたい、仕事効率化およびユーティリティ系の無料アプリを9本まとめて紹介しよう。
ご存知PDFの閲覧アプリ。PDFを開いて表示するだけであれば内蔵のKindleアプリを用いればよいが、注釈の表示や記入をする時や、クラウドサービスのAcrobat.comに保存されたPDFを表示したい時のためにも、このAdobe Readerはインストールしておいたほうがよいだろう。なお見開き表示に加えて、表紙のみ単ページで表示することも可能だ。
Adobe Reader
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メモ系アプリとしては、もはや説明不要の著名サービス「Evernote」のほか、テキストデータの保存に特化した「Simplenote」も、クラウドと連携しており他のプラットフォームとのデータのやりとりに重宝する。Evernoteについてはサードパーティ製のアプリが「EverWebClipper」など数えるほどしかなく、iOSやAndroidに比べて使い方が限られるので、純粋なメモ用途は「Simplenote」を使うなど運用を工夫したほうがよいだろう。
Evernote
Simplenote
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Amazon アプリストアではOneDriveやBoxなどさまざまなオンラインストレージサービスのアプリが公開されているが、カメラアップロードなどの機能を使わず、それぞれのオンラインストレージに保存されているファイルを参照するだけであれば、「File Commander + Cloud」や「ES File Explorer」などのファイラーアプリが便利だ。これらはさまざまなオンラインストレージサービスと接続できるため、エクスプローラを利用するのと同じ感覚で、複数のオンラインストレージサービスとデータをやりとりできる。
File Commander + Cloud
ES File Explorer
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