来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立ち、4月に広島市で開かれる外相会合の際、核保有国である米国、英国、フランス3カ国の外相が原爆資料館のある平和記念公園を訪問すると日本政府に伝達していたことが分かった。外交筋が25日明らかにした。日本政府が核兵器の悲惨さと平和を象徴する施設としてサミット関連の外相会合でそろって訪れるよう呼び掛けていた。米英仏の現職外相が同公園を訪れるのは初めて。

 日本としては、核を保有する国の要人訪問を契機に停滞する核軍縮・不拡散への取り組みを前進させる狙い。

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