10月に行われた佐賀合宿の最終日、所属するサガン鳥栖を相手にゴールを奪ったFW鎌田大地が、2試合連続ゴールを視野に「結果を残したい」と闘志を燃やした。
U-22日本代表候補は、26日に湘南ベルマーレと練習試合を行う。鎌田は8月の京都合宿で初招集され、9月の途中離脱も含めると今回が4度目の合宿参加。自称“人見知り”の鎌田も「もう緊張しない」とチームに馴染んできたようで、練習中は積極的にボールを要求するなど周囲との連係が高まってきた。
鳥栖戦の後には「チームに戻っても結果を残せるように頑張りたい」と語っていたが、その後のリーグ戦でゴールを決めることはできなかった。最終節のFC東京戦では終盤に決定機を迎えながらも、放ったシュートは左ポストを叩いた。「最近、チャンスは作れているけれど、決め切れていない点が課題。そこは修正していきたい」と得点への意欲はより一層高まる。「練習も大事ですけど、試合が一番大事。そこでしっかりと結果を残したいです。みんなが練習で意識しているワンタッチでのプレーやフリックも試したい」。貴重な実戦の場で結果を残すとともに、短い合宿期間で取り組んだことを体現するつもりだ。
手倉森誠監督は、ケガ明けの松原健(アルビレックス新潟)と鈴木武蔵(水戸ホーリーホック)以外は全員起用すると明言している。おのずと出場時間が限られるが、「チャンスは作れると思う。自分が仕留められるか。最後の部分はこだわってやらないといけない」と積極的な攻撃参加でゴールを狙う。
取材・文=高尾太恵子