東京都千代田区の靖国神社の公衆トイレで爆発音がして不審物が見つかった事件で、男性用個室の天井裏から見つかった金属製パイプ4本には砂状のものが入っていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。火薬とみられ、3本は燃焼してほぼなくなっていた。
警視庁は、時限式発火装置を作ったが失敗し、爆発に至らなかった可能性があるとみて、内容物の鑑定を進めている。
パイプ4本は長さ約20センチ、直径約3センチだが、それぞれ若干長さが違っていた。結束バンドで一つに束ねられており、1本にだけリード線が付いていた。いずれも両端はふたで密閉され、その上にテープが巻かれていた。