【エルサレム、モスクワ時事】トルコ軍によるロシア軍機撃墜を受け、トルコのチャブシオール外相は25日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し「深い哀悼の意」を伝えた。また「友好関係を維持したい」とも表明した。これに対し、ラブロフ外相は、過激派組織「イスラム国」に寝返ったとトルコを非難した。
これに関連しロイター通信はトルコ当局者の話として、両外相が「12月3、4の両日、セルビアで行われる欧州安保協力機構(OSCE)の会合の際に直接会う可能性がある」と報じた。しかし、ロシア外務省報道官は「同意していない」と実現性を確認しなかった。
今回の電話会談はトルコ側からの申し入れで行われた。ラブロフ外相は記者会見で、電話会談でのチャブシオール外相について「ロシア軍機が領空侵犯したと主張し、トルコ空軍の行動を正当化した」と不満を示した。