約1億800万円を脱税したとして、大阪国税局が所得税法違反の疑いで、兵庫県たつの市の皮革加工業「瀬戸製革所」の瀬戸秀敏経営者(61)=同市揖保町=を神戸地検に告発していたことが26日、分かった。瀬戸製革所はプロ選手も使用する野球グラブ用の革を製造していた。

 関係者によると、瀬戸経営者は仕入れ代やその他の経費を水増し計上して確定申告し、2013年までの3年間で約2億8100万円の所得を隠した疑いが持たれている。

 瀬戸製革所は、大手スポーツ用品メーカーなどに出荷。過去にはプロ野球選手のグラブにも使用されているとして、野球雑誌に紹介されたことがある。

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