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英非営利団体のRaspberry Pi Foundationは11月26日、価格を5ドル(約610円)にまで下げた超小型コンピュータ「Raspberry Pi Zero」を発表した。
1GHz動作のARM11コアによるBroadcom BCM2835、512Mバイトメモリ、microSDメモリーカードスロット、mini-HDMIポート、microUSBポート、拡張端子などを搭載。サイズは65×30×5ミリと、Raspberry Piとしては最小だ。従来のRaspberry Piと同様、ScratchやMinecraftといったアプリケーションが動作するとしている。
Raspberry Piは安価な超小型コンピュータとして登場(Raspberry Pi A+は現在、日本では2620円)したが、「それでも途上国ではコンピュータは多くの人々にとってぜいたく品」。価格がネックになり、Raspberry Piに手が届かない多くの人々がいるとして低価格化に取り組んだという。