インドネシアのジャカルタで、2015年11月26日、「新作満喫! 日本映画とアニメーション2015」が開幕した。12月1日まで開催される。
【大きい画像を見る】ジャカルタで「新作満喫!日本映画とアニメーション2015」開幕 日本からゲストも多数参加
オープニングセレモニーの会場となった巨大ショッピングモール「グランドインドネシア」にあるシネマコンプレックス「CGVブリッツ・グランド・インドネシア」の第8スクリーンには、多くの日本映画ファンが詰めかけ、参加監督、スタッフの舞台挨拶、オープニング上映の『蜩ノ記』(小泉堯史監督)を楽しんだ。
当イベントは、文化庁が2004年より続けている「アジアにおける日本映画特集上映事業」の一環で、新作を中心とした30作品の多彩なプログラムで日本の映画とアニメーションの現在を紹介するもの。インドネシアにおける日本文化への理解や親しみの深化を図るとともに、映画・アニメーションの分野における若手を中心とした人材交流、人材育成を目的としている。
インドネシアにおける日本映画とアニメーションの上映ではかつてない規模。開催にあたっては、日本から上映作品の監督やプロデューサーも多数参加した。アニメーション作品は、『かぐや姫の物語』『ジョバンニの島』『たまこラブストーリー』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」』の長編4作品に加え、短編19作品の計23作品と、上映作品の過半占める。
上映以外にも、11月29日には「ビヨンド・アニメ」と題して、日本とインドネシアのアニメーション作家によるフォーラムも予定されている。日本から『Poker』の水江未来監督、『境界線』の中田彩郁監督、『ゴールデンタイム』の松本絵美プロデューサーが参加する。
日本アニメーションは、インドネシアでも人気だが、本イベントで、日本アニメーションへの理解が更に進むことが期待される。
[星野一軌][参加監督、プロデューサー]
小泉堯史監督(蜩ノ記)
稲葉卓也(ゴールデンタイム)
姫田真武(ようこそぼくです選)
胡ゆぇんゆぇん(夕化粧)
朱彦潼(コップの中の子牛)
宮澤真理(Decorations)
水江未来(Poker)
中田彩郁(境界線)
深澤宏プロデューサー(小さいおうち)
星野秀樹プロデューサー(きみはいい子)
松本絵美プロデューサー(ゴールデンタイム)[上映作品]
<実写作品>
『蜩ノ記』(小泉堯史、 開幕上映)
『桐島、部活やめるってよ』(吉田大八)
『舟を編む』(石井裕也)
『クロユリ団地』(中田秀夫)
『小さいおうち』(山田洋次)
『愛を積むひと』(朝原雄三)
『きみはいい子』(呉美保)<アニメーション作品>
『かぐや姫の物語』(高畑勲)
『ジョバンニの島』(西久保瑞穂)
『たまこラブストーリー』(山田尚子)
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(庵野秀明)
『おにしめおたべ』(今林由佳)
『パモン』(当真一茂)
『その家の名前』(坂上直)
『Waiter』(山田遼志)
『境界線』(中田彩郁)【ほかの画像を見る】ジャカルタで「新作満喫!日本映画とアニメーション2015」開幕 日本からゲストも多数参加