携帯電話のデータを消去か 栃木、糖尿病男児衰弱死
1型糖尿病を患う宇都宮市の小学2年今井駿君(7)がインスリン投与を止められ衰弱死した事件で、殺人の疑いで逮捕された自称祈祷師の会社役員近藤弘治容疑者(60)=栃木県下野市=の携帯電話のデータが一部消去された可能性があることが27日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、26日に近藤容疑者の自宅や事務所などを家宅捜索し、携帯電話を押収。記録などを調べた結果、データが消されたとみられる部分があったという。県警は、逮捕前に捜査の動きを察知し、使用履歴や交友関係などを隠した可能性があるとみて捜査を進める。