次から次へと新しいスイーツが生まれては話題となり、そのお店の前には長蛇の列。あの人気のお店のスイーツを食べてみたいと思っていても、なかなか実現できていない人も多いのでは? そんなスイーツを並ばずに食べる方法、それは自分で作ってみること! でも、材料は凝っていそうだし、工程も難しそう…と思った方に朗報! 10月に『おうちで作る大人気スイーツレシピ』(人気スイーツ研究会:監修/辰巳出版)が発売されました。本書は、お店が明かす公式レシピから、お菓子研究家が研究を重ねて解明した「本物そっくりな」再現レシピなど40レシピがまとめられています。材料も身近にあるもの、工程も極力シンプルにされているので、自宅で再現しやすいのがポイント。今回はこの中から、人気スイーツ3品を実際に作ってみました。
◆スフレバニラ(P.21)
卵黄とグラニュー糖をすり合わせ、ふるった薄力粉を加えます。そこに、バニラビーンズを入れて沸かした牛乳を加えて、火にかけ沸騰したらバターを入れます。冷めたらカスタードクリームの出来上がり。続いて、卵白とグラニュー糖を合わせてメレンゲを作ります。ここに、バニラエッセンスを加えたカスタードクリームを合わせます。このスフレ生地をココットに入れ、200度に予熱したオーブンで11分ほど焼けば完成。
こちらはウェスティンホテル東京「ザ・テラス」の、予約が取れないほど人気があるデザートブッフェで提供されているスフレのレシピです。見るからにフワッフワで、食べるのがもったいないくらい。いざ食べてみると、アツアツで、見た目以上にフワりとしていて、口に入れた瞬間にとけていきました。これを求めてブッフェに来るのもうなづけます。お店でしか味わえないと思っていたので、自宅で簡単に再現できて感激!
◆エンサイマーダ(P.41)
強力粉、卵黄、水、オリーブ油、ドライイーストなどをホームベーカリーに投入して、一次発酵まで行います。出来た生地を3分割して、10分ベンチタイム。その後、生地を渦巻き状に巻いたら30分ほど二次発酵させます。続いて、表面に溶き卵、粉糖をまぶしたら200度に予熱したオーブンで15分ほど焼けば完成。
こちらは、スペインマヨルカ島の伝統菓子で、今年日本にもスペイン王室御用達のお店が上陸してきました。スイーツというよりは、渦巻きの形が可愛らしいほんのり甘い菓子パンで、もちもちっとした食感がたまりません。ホームベーカリーを使えば、さらに簡単に作れるので、ぜひ朝食にでも。
◆チョコレートチャンククッキー(P.43)
湯せんで溶かしたバターをブラウンシュガー、グラニュー糖、塩と混ぜ合わせ、さらに溶き卵、ふるった薄力粉、ベーキングパウダー、細かくカットしたミルクチョコレートを加えて混ぜます。これを7等分にして厚さ1cmに丸めたら、170度に予熱したオーブンで20分ほど焼けば完成。
こちらはニュージーランドの国民的クッキーのレシピ。ニュージーランド国内のクッキーシェア70%を占める国民的クッキーショップは、実は日本が海外初進出だったとか。大きくて分厚いクッキーの中に、ゴロゴロとチョコレートが入っていて、とっても甘いけれどペロっと1枚食べられてしまう美味しさです。
☆再現スイーツで、自宅がカフェに大変身
文=JUNKO