<フジテレビ亀山千広社長>低迷のきっかけは「3.11」 「あの日くらいから傲慢に見えてしまったのではないか」 | ニコニコニュース

フジテレビの亀山千広社長
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 フジテレビの亀山千広社長は27日、東京都内で社長会見を開き、苦戦が続く視聴率について、「まだまだ視聴者の気持ちにより添うことができていない。一つ一つの番組を見えると現場は非常に頑張っていると思う。やろうと思う熱意も感じているが、それがまだ視聴者に届いていない状況」と指摘し、「もう一度自分たちがフジテレビのイメージをゼロからの変えていくという気持ちでいくべきだと思う。負けているときにやれることは構造改革と意識改革だけ。それを今もう一度肝に銘じてやっていく」と力を込めた。

 また、視聴率低下のきっかけを聞かれ、「社長個人の見解」とした上で、「日本の意識がいろんな意味で変わってきたのが(東日本大震災の)“3月11日”じゃないかなと。今までの我々がずっと押し出してきたわくわく感、ドキドキ感や、少し浮世離れしたお祭り感というのが、どこかで絵空事に見えてしまうようになったのではないかと」と明かし、「全て震災だとは思わないが、その時の気持ちをくみ取ることができていたのか」と振り返った。

 続けて、「テレビを楽しみにしている人のテレビへの期待感は、そこでお互いに助け合っているところを見たり、頑張っている人を応援してみたりということだったと思う。そういう視聴者の気持ちの読み方がどこかでずれ始めていたのではないかな」とコメントし、「あの日くらいから、少しずつずれて、我々が傲慢に見えてしまったのではないかと感じている」と述べた。