バイエルンは28日、ブンデスリーガ3連覇を達成した2014-15シーズンにおける営業利益が1億1130万ユーロ(約144億8000万円)でクラブ史上最高額を記録し、初の1億ユーロ(約130億円)を突破したとクラブ公式サイトで発表した。
同クラブは27日にアウディ・ドームで年次総会を開催。株式会社FCバイエルン・ミュンヘンのコンツェルン(株式会社FCバイエルン・ミュンヘン、有限会社アリアンツ・アレーナ・シュターディオンとその他全ての子会社)の連結売上高が、昨年の5億2870万ユーロ(約687億7000万円)とほぼ同額の5億2370万ユーロ(約681億2000万円)を記録したと発表した。また、同シーズンの試合における収益は1億3760万ユーロ(約179億円)で、その内の4780万ユーロ(約62億2000万円)は、チャンピオンズリーグの参加礼金と賞金だという。
さらに、株式会社FCバイエルン・ミュンヘンにおいては、売上高が昨年の4億8000万ユーロ(約624億4000万円)に続いて、4億8560万(約631億7000万円)で最高売上高を更新。スポンサーとマーケティングで1億1390万ユーロ(約148億円2000万円)、マーチャンダイジングで1億170万ユーロ(約132億3000万円)、TVマーケティングで5830万ユーロ(約75億8000万円)、移籍金で4970万ユーロ(約64億7000万円)の利益を得たという。そして、自己資本も4億500万ユーロ(約526億8000万円)から4億1150万ユーロ(約535億3000万円)に増加したと伝えた。
同クラブの副代表取締役を務めるヤン・クリスティアン・ドレーゼン氏は、「バイエルンはスポーツ面でも財政面でも実に優れた状態にあります。増加している財政力は、ファーストチームへの定期的な投資を優先し、ヨーロッパでトップチームと競う力を維持していきます」とコメント。代表取締役を務めるカール・ハインツ・ルンメニゲ氏は、「我々は、『全ての支出は、事前に得た収入の範囲内で支払われる』との原則を厳守しています」と語った。