文・取材:編集部 北口徒歩2分 、撮影:オフィシャル
●アイマスライブの新境地
2015年11月28日と29日の2日間、千葉県の幕張メッセにて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブイベント“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -”が開催。1日目と2日目では出演者が異なっており、1日目には大橋彩香さん(島村卯月役)、福原綾香さん(渋谷 凛役)、原 紗友里さん(本田未央役)、青木瑠璃子さん(多田李衣菜役)、五十嵐裕美さん(双葉 杏役)、大空直美さん(緒方智絵里役)、 大坪由佳さん(三村かな子役)、黒沢ともよさん(赤城みりあ役)、高森奈津美さん(前川みく役)、 松嵜 麗さん(諸星きらり役)、山本希望さん(城ヶ崎莉嘉役)、佳村はるかさん(城ヶ崎美嘉役)、 桜咲千依さん(白坂小梅役)、金子有希さん(高森藍子役)、鈴木絵理さん(堀 裕子役)、 立花理香さん(小早川紗枝役)、津田美波さん(小日向美穂役)、松田颯水さん(星 輝子役)、 三宅麻理恵さん(安部菜々役)、杜野まこさん(姫川友紀役)、和氣あず未さん(片桐早苗役)が出演した。
会場のライトが落ちると、テレビアニメ版で346プロのプロデューサー役を務める武内駿輔さんが生ナレーションを行う。さらに、武内さんはリポーター役として歩き回り、全国のライブビューイング会場に、幕張メッセに築かれたシンデレラ城の熱気を伝えた。
開演を告げる音楽が鳴り、会場中央に設置された幕が降りると、ステージ中央がせり上がり、本日の主役であるキャスト陣が姿を現す。続いて、会場奥のステージにも残るキャスト陣が登場し、全員で『お願い!シンデレラ』を歌った。
【画像64点】「華々しい舞踏会が開演! 『アイマス シンデレラガールズ』3rdライブday1リポート」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)
自己紹介を兼ねて、ということで、この後は『Star!!』と『We’re the friends!』の2曲をを連続して披露。『Star!!』では、テレビアニメ版の主要メンバーが楽曲を歌い、残る9人のメンバーはカボチャの馬車を模したトロッコに乗ってステージを回る。一方、『We’re the friends!』ではトロッコ組が中心となって会場を盛り上げた。
『S(mile)ING! with 美穂・紗枝』(大橋さん、津田さん、立花さん)、『LET’S GO HAPPY!!』(松嵜さん 山本さん 黒沢さん)、『気持ちいいよね 一等賞!』(杜野さん)、『ミラクルテレパシー with 未央・藍子』(鈴木さん、原さん、金子さん)、『あんずのうた』(五十嵐さん、大坪さん、大空さん)、『毒茸伝説』(松田さん)などが披露されたパートでは、今日だけのユニットから、凸レーションのようなおなじみのユニットまで、バリエーション豊かな組み合わせで会場のプロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファン)を楽しませた。凝った演出も多数あり、たとえば『気持ちいいよね 一等賞!』の前には、この曲を歌う姫川友紀が野球好き(キャッツというチームのファン)で、友紀を演じる杜野さんも横浜ベイスターズ贔屓ということから、野球にちなんだパフォーマンスを展開。熱狂的な東京ヤクルトスワローズファンの松嵜さんがピッチャー、杜野さんがバッターとなっての9回裏の真っ向勝負は、ホームランを放った杜野さんに軍配。逆転サヨナラホームランで、見事キャッツを勝利に導いた。また、鈴木さんが裕子のサイキックパワーで五十嵐さんを呼び出すという、2ndライブをオマージュした演出も見られた。
楽曲の感想を経て、五十嵐さんと松嵜さんが司会を務める“あんずときらりのあんきらンキング”のコーナーへ。声優陣と開発スタッフが選んだ、お嫁さんにしたいアイドルがランキング形式で発表され、新田美波が1位という結果になり、見事1位を当てた大坪さんが、プロデューサーたちへのアピールタイムを獲得した。なお、VTRへの振りは、マスコットキャラクターのぴにゃこら太が務めた。
つぎのライブパートは、『TOKIMEKIエスカレート』(佳村さん)、『ØωØver!!』(高森さん、青木さん)、『Can’t stop!!』(和氣さん)、『小さな恋の密室事件 with 莉嘉・みりあ』(桜咲さん、山本さん、黒沢さん)、『メルヘンデビュー!(サイキック猫Ver.)』(三宅さん、高森さん、鈴木さん)、『ミツボシ☆☆★』(new generations(大橋彩香、福原綾香、原紗友里))の6曲。『TOKIMEKIエスカレート』や『Can’t stop!!』では、キャスト陣がダンサーとして出演。『ØωØver!!』の際には、李衣菜(青木さん)とみく(高森さん)のふたりが、ニュージェネレーションズの「フライドチキン!」のような、開幕前の掛け声を決めようとする(そして決まらない)というひと幕も見られた。また、『ミツボシ☆☆★』での、未央(原さん)の「アイドル辞めなくてよかった!」という叫びは、多くのプロデューサーの感動を呼んだ(この言葉の意味はテレビアニメ版を参照されたし)。
ここからは趣向を変えて、スペシャルメドレーコーナー。『Shine!!』、『Orange Sapphire』、『Romantic Now - with 城ヶ崎姉妹 -』、『おねだり Shall We~? with うづきら』、『Happy x 2 Days』、『ススメ☆オトメ~jewel parade~』、『Memories』、『-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律』、『花簪 HANAKANZASHI』、『メッセージ』、『GOIN’!!!』など11曲が続けて披露された。歌唱中はスマートフォンゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』の映像がモニターに映し出されほか、キャスト陣がトロッコに乗って会場を回る。また、メドレーの合間には神崎蘭子(内田真礼さん)とアナスタシア(上坂すみれさん)からのメッセージが流れ、会場が一体となってウェーブを行ったほか、メドレーの最後には十時愛梨(原田ひとみさん)が休憩をアナウンスした。
休憩が明け、ライブはいよいよ後半戦へ。『shabon song』(佳村さん、津田さん)、『お散歩カメラ with *(Asterisk)』(金子さん、高森さん、青木さん)、『ショコラ・ティアラ with お菓子配り係』(大坪さん、山本さん、松嵜さん、黒沢さん)、『あいくるしい with あんず』(立花さん、五十嵐さん)、『風色メロディ』(大空さん)、『つぼみ』(原さん、桜咲さん、鈴木さん、三宅さん、杜野さん、松田さん、和氣さん)、『Never say never』(福原さん)、『できたてEvo! Revo! Generation!』(大橋さん、福原さん、原さん)、『夢色ハーモニー』(大橋さん、原さん、福原さん、高森さん、青木さん、五十嵐さん、大空さん、大坪さん、山本さん、黒沢さん、松嵜さん、佳村さん)という流れで立て続けに披露。『ショコラ・ティアラ』の際は、山本さんらがトロッコに乗り、神社の餅まきの要領でマシュマロをまいていった。
この後、『M@GIC』と『夕映えプレゼント』が披露され、アイドルたちが退場。ライブ中に刻々と時間を示していた時計の針が0時を回り、シンデレラの魔法が解けた……ように見えた。
しかし、プロデューサーたちの熱いコールにより時計の針が進み、346プロのプロデューサーが、シンデレラの舞踏会第2部の開催を告げる。さらに、『シンデレラガールズ』の未来を示す映像が公開され、城ヶ崎美嘉がカバーガールを務める『シンデレラガールズ G4U!パック Vol.9』の内容や、ソーシャルゲーム版『アイドルマスター シンデレラガールズ』の4周年キャンペーン、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』用のオリジナル楽曲『Snow Wings』と、新アイドル(櫻井桃華、三船美優、喜多見 柚の3名)の追加などが明らかにされた。
再び魔法をかけられたキャスト陣はステージに舞い戻ると、プロデューサーたちへの感謝を語る。そして『とどけ!アイドル』と『お願い!シンデレラ』の2曲を高らかに歌い、最後はおなじみとなっている「これからもアイマスですよ! アイマス!」というメッセージで締めくくった。
今回のライブは、キャスト陣の歌やダンスがすばらしかったことは言うまでもないが、豪華で工夫が凝らされた演出もまた、見どころのひとつだった。杜野さんと松嵜さんの野球対決を始め、ファンが喜ぶ演出が多数盛り込まれており、エンターテインメントとしてさらなる進化を遂げたと言えるだろう。明日の2日目は、いったいどのような内容になるのか。こちらも楽しみにしておこう。
■THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile - day1 セットリスト ※敬称略
スペシャルメドレー
27. shabon song(佳村、津田)
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.