便利なことはこの上ないが、その“見返り”に物価や家賃がとてつもなく高いのが日本の首都・東京。これについて東京在住者から「東京で暮らすための年収はいくらか?」という問いが投げかけられ、話題となっている。
11月23日、はてな匿名ダイアリーに「東京で暮らすための年収」というブログ記事が投稿された。「渋谷区一人暮らし年収600万の32歳」という投稿主は、東京について「車(しかも外車)はバンバン走ってるし、マンションはちょっといい部屋に住もうとすると平気で12、3万はする」と評したうえで、
「車庫代や保険代を考えるとまだまだ車なんて買えない」
と、自らはそのレベルに達していないと告白。
「東京に住んでいると自分以外の人が全員自分より金持ちに思えてきて悲しくなる」
と、綴っている。
32歳で年収600万円といえば、同年代サラリーマンの平均を上回る収入だ。これについては本人も、「日本の平均からすると一応人並み以上の収入を貰えているはずなんだけど」と、認めており、はてなブックマークのコメント欄には、
「この考え方だといくらあっても足りませんわ」
と、ブログ主の考え方を問題視する意見が少なくない。しかし一方では、
「600は微妙」
など、「600万円では足りない」という指摘も少なからずあった。現実的には、
「練馬区いいとこだよおいでよ」
といったアドバイスが寄せられおり、ブログ主が「渋谷=東京」と考えている点に問題がありそうだが、改めて東京の暮らしにくさを問う質問に、多くの人がため息をついたようだ。
※当記事は2015年11月27日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。