欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、ウクライナサッカー協会(FFU)に対して、サポーターの問題行動による罰則の内容を発表した。
問題となっているのは、10月12日に首都キエフで行われたユーロ2016予選スペイン代表戦のこと。観客席から人種差別的な内容の応援歌と横断幕がピッチへ向けられていた。また、試合中にレーザーポインターを使用したことと、スタジアムの階段を封鎖したことも処分の対象となった。
FFUは総額9万7000ユーロ(約1260万円)の罰金と、ホームゲーム1試合を無観客で行うことを命じられた。なお、25日にはキエフに本拠地を構えるディナモ・キエフに対しても、人種差別で罰金と無観客試合の処分を与えることが発表されていた。
ウクライナ代表はユーロ2016予選のプレーオフでスロヴェニア代表を下して本戦出場を決めている。フランスで開催される本大会は2016年6月10日に開幕する。