文・取材:編集部 古屋陽一 、撮影:カメラマン 永山亘
●午前5時過ぎから長蛇の列が……
本日2015年11月28日、カプコンのニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンタークロス』がついに発売! ここでは、ビックカメラ池袋本店の模様をお届けしよう。
午前6時過ぎ――11月ということで日はめっきり短く、記者が池袋駅に降りたときは周囲はまだ真っ暗。空気は肌寒く、「お客さんは来ているのかしら……」との思いが頭をよぎる。が、西口を降りてビックカメラ池袋本店に向かうと、そんな心配はどこへやら。店頭にはすでにたくさんの人が。列は予約した人と当日販売分で分かれており、ざっと数えてみると予約した人の列は30人弱、当日販売分の列には20人弱といったところ。先頭の方に話を聞いてみると、「午前5時から並んでいました」という。
【画像15点】「ビックカメラ池袋本店は200人オーバーの行列で『モンスターハンタークロス』の発売を祝福【『MHX』発売日リポート】 」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)
午前7時の販売開始が近づくにつれて、行列はぐんぐんと伸びていき、途中からビックカメラ池袋本店の裏手にある公園に誘導されることに。“都内有数の行列のメッカ”と言われるビックカメラ池袋本店では、ビッグタイトルリリース時はおなじみの光景だ。行列は、販売開始5分くらい前には、200人から250人にも膨れ上がっていた。しかもその多くが予約された方。予約をしつつ、「とにかくいち早く遊びたいから」ということで、朝早くからこれだけの行列ができてしまう、『モンスターハンター』シリーズに対するファンの方の熱量の高さを改めて実感させられる。中には、友だち3人で来て「いつもいっしょに『モンスターハンター』シリーズの発売日は並んでいるから」とか「お祭り気分を味わいたいから」といった声も聞かれた。ゲームソフトの購入方法としては、ダウンロード販売や通販なども増えてきている昨今だが、こうして発売日に長い行列ができるのを見るには、行列取材ベテランの記者としては、非常にうれしいことだ。
と、おもむろに感慨にふけっていると、午前7時を迎えておもむろに販売がスタート。販売は、1階に設けられた特設レジ2箇所で行われ、順調に列が流れていった。午後7時以降もお客さんはつぎつぎと訪れ、販売開始後1時間近く経っても列が途切れることはなかった。ビックカメラ池袋本店の担当者の方によると、「予想以上に好調な出足ですね」とのこと。
まったくもって月並みな表現になってしまうが、ソフトを購入したお客さんがうれしそうな顔をして帰路を急ぐのが極めて印象的。この業界の端っこに身を置く記者としても、ゲームが皆さんに喜びをもたらしているという事実を目の当たりにできるのは幸せなこと。日本全国で、今日から『モンスターハンタークロス』での狩りが始まるようです。
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