マイナンバー制度の個人番号使用差し止めなどを求め、金沢地裁へ提訴に向かう原告団=1日午前
共同通信社

 マイナンバー制度の運用が始まると憲法が保障するプライバシー権が侵害されるとして、石川県内の市民ら約50人が1日、国に個人番号の使用差し止めなどを求め、金沢地裁に提訴した。

 全国の弁護士や市民でつくるグループが予定する一斉提訴の第1陣。同日午前には新潟地裁でも同様の訴えがある。

 金沢訴訟で原告団長を務める坊真彦さん(63)は「国に監視されていると感じることで、自由な意思に基づく行動が困難になる」と訴えている。