片思いは切ないし、失恋はこころが痛くて辛いものです。しかし、片思いも失恋も悪いことばかりではなく、経験したからこそ学べるものも多く、その後の自分を魅力的にしてくれたという人も少なくありません。片思いや失恋に感謝できた瞬間を5つ紹介しましょう。
■自分を魅力的にする努力ができるようになった
人を好きになると「もっとステキになりたい」という思いは強くなります。女性なら、お肌もスタイルも美しく、メイクも上手になってファッションセンスも磨きたいと思うでしょう。男性の場合も普段よりも身だしなみに気を遣ったり、相手に配慮するようになったり、変化があったのではないでしょうか?
また、男女を問わず、向上心をもって勉強や仕事などを頑張り、自分を高める努力をした人は多いはずです。片思いや恋愛中の頑張りは自分を成長させ、目標に向かって努力することも身についたと思えたとき、失恋に対して感謝の気持ちがもてるようになります。
■人を好きになることの魅力を実感できた
「片思いでつらい」、「失恋して苦しい」という気持ちが強ければ強いほど、裏を返せばそれだけ夢中になれる人に出会えたということ。誰から言われたわけでもなく、自分の中に湧いた「人を好きになる」という純粋でシンプルな感情をもてたのはステキなことです。
もちろん、失恋をしてすぐの時期に気持ちを切り換えることは難しいでしょう。しかし、人を好きになる魅力を実感できるようになった頃には、失恋に対する見方が変わり、感謝の気持ちさえ湧いてきます。
■失恋の痛みを知って人にやさしくなれた
失恋によって「人にやさしくなった」という人は多く、そのことに気づいたときには辛く悲しい経験であっても失恋を受け入れ、感謝できる瞬間も訪れているようです。
また、人にやさしくなれるのは、失恋でつらかった時期に友達など周囲の人から「やさしくしてもらって嬉しかった」という自分が受けたやさしさも影響しています。心の痛みを経験すると辛い思いをしている人の気持ちに共感することができ、気を配ることもできるようになるなど人づきあいにおける影響は少なくありません。
■上手くいかないときの心の持ち方を学んだ
恋をしていると、自分の望む展開を「つい期待してしまう」ということはよくあります。「他人は期待通りにならない」「物事は上手くいかないこともある」というのは、当たり前のことなのに気づくのは容易ではありません。
ところが、片思いや失恋をするとこの当たり前のことを実感させ、貴重な学びを与えてくれるのです。上手くいかない中で自分の心を安定させることは、恋愛に限らず人づきあいや仕事などさまざまな場面で求められます。大事な学びができたと思えることは片思いや失恋に感謝できるとともに、自分の成長を感じられる瞬間にもなっているようです。
■自分を振り返る貴重な機会になった
恋人と別れる原因が、もし自分にある場合、自分の言動や態度を見直す機会になったという人も多いです。恋愛モードの自分は普段の自分よりワガママで自分勝手だったり、頑固だったり、他の人には決して見せない、自分にとっても意外な一面があったということもあります。また、片思いや失恋によって嫉妬深さや感情的になる自分に気づくこともあるのでショックを受けることもありますが、片思いや失恋が教えてくれた大切な気づきです。
自分のマイナス面を受け入れることができ、自分を振り返るきっかけになったと思えるときには感謝の気持ちも湧いてきて、失恋の痛手からは一歩、前に歩き出しているでしょう。
片思いや失恋はできれば避けて通りたいことでしょう。しかし、片思いや失恋は自分を振り返る機会になったり、人にやさしくなったり、自分を成長させてくれる経験です。そして、片思いや失恋から得られるさまざまな学びに気づくことができたとき、片思いや失恋に感謝できる瞬間が訪れます。