冷却期間という言葉を聞いたことはありますか? 恋人と別れを選んだ後、お互いに距離をとって連絡を一切断つ期間のことです。別れた後には必ず必要と言われるこの冷却期間について、ここで考えてみましょう。
■冷却期間に、2人の「意地」「嫌な印象」がリセットされる
冷却期間を置かなければいけない理由はたった一つ。お互いが持つ、悪い気持ちや印象をリセットするためです。意地と言っても良いでしょう。一度自分で決めたことや、自分で感じてしまったことについては、なかなか自分で覆すことができないものです。それを時間が解決してくれるのが、冷却期間なのです。
相手のことが大好きなほど、冷却期間を設けることはとてもつらい作業になります。別れだけでも辛いのに、さらに連絡を取ってはいけない期間があるんですから。でも、本気で復縁を目指す人ほど、冷却期間をちゃんと取った方が良いでしょう。一度失敗して別れてしまった関係をまたやり直すためには、何かが変わる必要があるのです。そのためには、お互いが考え直す時間が必要なのです。■冷却期間の長さはどれぐらい必要?
それでは、冷却期間はどのくらいの長さをとれば良いのでしょうか。冷却期間中、他の人と恋愛をすることは自由です。冷却期間中はお互いの関係を見直して、どの程度相手が必要なのかどうかを再確認しましょう。同時に別れの原因を冷静に考えてみて、自分の悪いところを改善したり、もっと人間性を豊かにしていく自分磨きの期間でもあります。
自分に自信を持って、またやり直そうと心から思えるときまでは、冷却期間を設けるべきでしょう。そのため、冷却期間の長さは、人と場合によって様々です。■冷却期間中には、自分磨きをする
冷却期間中にするのは、まずは別れの原因を取り除くことです。浪費家だとか、束縛し過ぎとかいう分かりやすい理由のこともあるでしょうし、別れるときに相手が何も言わなかった場合だってあるでしょう。何が相手にとって嫌だったのか、付き合いを思い出しながらピックアップしていきましょう。
何も思い当たることがない場合、男女の考え方の違いが原因かもしれません。女性は感情を共有することで満足感を得られますが、男性は必要がなければメールなどはしませんよね。また、男性は「付き合っている」という事実に甘えてしまって、彼女に優しくしなくなったり、連絡をとらなくなったりします。そういったところからすれ違いが生じていたのかもしれません。
これらの原因にたどりついたら、どうすれば改善できるのか考えます。「相手がどう思うのか」を中心に考えてみて、必要であればもっと人間性を磨いたり、色んな人と会って話を聞いてみたりすると良いでしょう。■相手に恋人ができても、復縁可能性あり
冷却期間を置くことで相手に恋人ができてしまうと、もう復縁可能性はないように思えますよね。でも、そんなことはありません。相手が別の異性と付き合うことによって、元のパートナーの良さを再確認することだってあるのです。残念ながら反対に、新しい恋人と付き合うことによって元パートナーの悪い所がよく分かるようになってしまうこともありますが……。冷却期間中に相手が自分のことをどう評価するかは、今の自分にはどうしようもないことです。それをあれこれ考えるよりは、自分磨きに時間をかけて、復縁や、他の新しい恋愛に向かいましょう。いかがでしょうか。別れた後には冷却期間と言いますが、どのくらいの期間を取るかはケースバイケースになってきます。自分たちに置き換えて考えることによって、おのずと分かってくることでしょう。
(ファナティック)