北京の故宮博物院で、深刻な大気汚染のためマスクを着け観光する人たち=1日、北京(共同)
共同通信社

 【北京共同】北京市環境保護局の幹部は、最悪レベルの大気汚染に見舞われている同市の一部で11月30日夜、微小粒子状物質「PM2・5」が1立方メートル当たり千マイクログラムを超えたと明らかにした。中国メディアが1日伝えた。中国の環境基準35マイクログラムの28倍以上に相当する。冬の集中暖房が断続的に始まった10月下旬以降、最悪の値という。

 日本の環境省は外出自粛の目安とする指針値を1日平均濃度70マイクログラムとしている。

 中国の気象予報サイトによると、北京中心部で1日も「PM2・5」が1立方メートル当たり600マイクログラムを超えた。

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