東京電力は1日、2016年4月の地球温暖化対策税(環境税)の税率引き上げに伴い、16年6月から電気料金に1キロワット時当たり9銭を上乗せすると発表した。標準家庭の料金は1カ月当たり26円の値上げになる。

 環境税は、原油や石炭などの化石燃料に対し、二酸化炭素(CO2)の排出量に応じて課税している。税率は、12年10月から16年4月までに段階的に引き上げられる。

 東電は1日、環境税による料金改定を経済産業相に提出した。夜間の料金が安くなる「時間帯別電灯」プランなどの新規契約を16年3月末で終了することも届け出た。