音楽に合わせてキーを押してステージをクリアしていく音楽ゲーム。通称「音ゲー」。その音ゲーをプレイしていたら、「知らずのうちに怪我をしていた」という、匿名掲示板の書き込みがネット上で話題になっていました。
投稿者は2週間ほど前、ゲームセンターで音ゲーをプレイしたところ、鍵盤の隙間にカッターの刃が挟まっていたことに気づかず深めに指を切ってしまったそうです。
書き込みの様子からプレイし終わってから気づいたようで、筐体を調べたところカッターの刃が3枚も挟まっていたのだとか。お店のその後の調べでは他の場所や筐体からも発見されたそうです。
■熱中しすぎると今回のように気づかないケースも
怪我をしてもプレイし終わるまでに気づかないの? とお思いの方も多いと思いますが、実際筆者も音ゲーをプレイした際、熱中しすぎてボタンと筐体の隙間に爪が挟まって折れてしまい流血していたのに曲が終わるまで気づきませんでした。
ライトなプレイヤーである筆者でもこの有様ですから、ランカーと呼ばれる高スコア保持者の音ゲーマーたちはこんなもんじゃないことは容易に想像できます。投稿者もおそらくへヴィープレイヤーだったのではないでしょうか。
■子供が遊ぶゲーム機で発見されたケースも
画面に出現するマーカーを音楽に合わせてピタリと押したり叩いたりすることはなかなか難易度が高く、突き詰めたらどこまでも研究したくなるのが音ゲームの醍醐味です。ハマる人はとことんハマる音ゲーですが、だからと言ってそんな音ゲーマーをあざ笑うかのように筐体にカッター刃を仕込む輩がいることは悲しいですね。
あくまで匿名掲示板の書き込みなので嘘の可能性もあるかもしれませんが、ネットで調べてみたところ、「似たケースはある」という声がいくつか見られました。
例えば子供も遊ぶコインゲームの取り出し口にカッターの刃が仕込まれていただとか、筐体に細かいガラス片がまかれていただとか。いずれも発見が早く怪我まではいたっていないようですが、昔からわりとある話だそうです。
各ゲームセンターでは、始業前・営業中点検などで細かく機材をチェックしているそうですが、それでも営業中はお店頼りにはせず、プレイ前はどの機種でもキーやボタン、コインの投入口、取り出し口に違和感がないか自主点検する癖をつけたほうがよさそうです。
※画像はゲームセンターのイメージです。
(文:みみみみ)
※「ゲームセンターの筐体にカッターの刃が仕込まれ怪我?ネットで注意喚起」はおたくま経済新聞で公開された投稿です