政府は2日、今月末で任期が切れる日本年金機構の水島藤一郎理事長を再任する方針を固めた。年金機構は、サイバー攻撃で約125万件の個人情報が流出した問題を受け、組織や業務の抜本的な見直しを進めている。こうした中で民間出身の水島氏には、引き続き改革に向け手腕を発揮してもらうのが適当と判断した。
水島氏は三井住友銀行副頭取、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構理事長などを経て、2013年1月に年金機構の理事長に就任した。