カラーリングを長持ちさせるシャンプーテク | ニコニコニュース

【モデルプレス】せっかくお気に入りのカラーで髪を染めても、短期間で落ちてしまったら悲しいですよね。

美容院で染めた直後の仕上がりは、なるべく保ちたいもの。

キレイな仕上がりを維持するには、日々のシャンプーがポイントになってきます。セルフカラーリング派の方もシャンプーは大切ですよ。

そこで今回はカラーリングを長持ちさせるシャンプーテクについてご紹介します。

◆そもそもどうやって髪は染まるの?

ヘアカラーは通常1剤と2剤に分かれています。

それぞれの成分は酸化染料とアルカリ剤、酸化剤です。

1剤と2剤を混ぜたものを髪に塗ると、1剤の中のアルカリ剤が髪のキューティクルを開きます。

その開かれた髪の内部に染料が浸透し、閉じ込められ、酸化することで発色・定着する、という仕組みです。

この時メラニンを分解して、髪色を明るくしてから染料を入れている、というのがポイント。

◆なぜ色が落ちてしまうの?

ではせっかく染めたカラーはどうして落ちてしまうのでしょうか。

それはメラニンを壊して染色することと深く関連しています。メラニンと言うのは一度分解しまうと、なかなか自力で戻すのは難しい物。

そのため徐々にカラーが抜けていくと、メラニンが分解され明るくなった地毛の色になってしまう、というわけです。

カラーは自然と抜けていくものですが、特に色落ちを加速させる原因として、キューティクルを傷めること、があげられます。

キューティクルを傷めたり、剥がしたりすることで色落ちが進みやすくなるのです。

特にシャンプーや、ドライヤー、紫外線の影響といった、日々の生活の中に色落ちの原因は潜んでいますよ。

◆シャンプーはその日してはダメ

髪を染めたら、その日のシャンプーはお休みしましょう。

染めたばかりの髪にはまだ染料がきちんと定着していないもの。出来れば24時間は濡らさないで下さいね。

どうしても気になる場合は、お湯で流してリンスで整える程度にしましょう。シャンプー剤は使わない方が◎。髪が傷む原因にもなってしまいますよ。

◆1週間は丁寧なシャンプーをしましょう

カラーが完全に定着するには、1週間程時間がかかるとも言われています。1週間は普段よりも丁寧にシャンプーしましょう。

まず気を付けたいのがお湯の温度。温度は高過ぎるとカラーが溶けやすくなってしまうのだとか。38度くらいのぬるま湯で行いましょう。

また使うシャンプー剤にも注意が必要です。最低でもカラーリング後1週間は洗浄力の弱いシャンプーを使用してみましょう。

この時期おすすめなのはアミノ酸系のシャンプー。ラウレス硫酸とラウリル硫酸などの成分の配合されたシャンプーでは髪に刺激が強すぎてしまうことも。

美容室で相談してみましょう。

◆シャンプーは時間をかけずに行いましょう

髪の摩擦も極力避けたいので、あらかじめブラシ等で髪の絡みやホコリを取ったら、しっかりと髪を濡らします。

まんべんなく、頭皮をしっかり濡らして下さいね。

その後、シャンプーを軽く泡立てたら、地肌に付け、地肌をマッサージするように馴染ませましょう。

丁寧に行うものの、いつもよりシャンプーにかける時間は短くてOKです。

髪の毛の汚れは水で流すだけでも十分に落とすことが出来ますよ。

◆無駄にシャワーを浴びすぎないようにしよう

髪にはシャワーを当てるだけでも立派な刺激。

髪をすすぐ時以外にもシャワーを当ててしまうクセのある人は注意して下さいね。

ベストはシャンプー後すぐにタオルでポンポンと水気を取ってしまうこと。

この時髪同士をこすってしまうと、キューティクルを傷める原因にもなるので、なるべく髪を傷めないように、地肌をタオルドライするイメージを持ちましょう。

◆トリートメントし過ぎはダメ?

髪が濡れている状態が続いてしまうのも退色の原因。なるべく髪が濡れている時間は少なくしましょう。

カラーリングで傷んだ髪には、トリートメントを念入りに行いたい気持ちも分かりますが、それよりも水に濡らしている時間を減らす方が効果的です。

適量を手にとったら、ささっと馴染ませ、一通り指で触って引っかかりが無ければそれでOK。

ドライヤー後に洗い流さないタイプのトリートメント等でケアしてあげましょう。

いかがでしたか。

カラーリングを長持ちさせるには、なるべく水や紫外線などの髪へのダメージを減らすことが肝心です。

カラーリング後には、しっかりだけど、時短ケアで刺激から髪を守りましょう。(modelpress編集部)