面白法人カヤックのアートディレクターである佐藤ねじさんが、捨ててあるゴミを使ったイルミネーション作品「きれいなゴミ」を制作し、Webサイトで公開している。
【うんこをLEDで光らせるイルミネーション作品「きれいなゴミ」が斬新の画像・動画をすべて見る】
同サイトでは、ビニール傘やコンビニ弁当、うんこにいたるまで、あらゆるゴミにLEDライトを巻きつけ、光らせた写真や動画を掲載している。
いい夫婦の日に妻に渡したレシートが話題となった佐藤ねじさん
佐藤ねじさんは、Webやアプリ、デバイスの隙間表現を探求しているアートディレクター。
これまでにiPhoneの上に置いて使える「しゃべる名刺」や、新しいグッズのアイデアを提案し続けるプロジェクトサイト「prototype1000」、すごい動画やすごいリンク先など、とにかく「すごい」を網羅したWebサイト「すごいWEB」といったユニークな企画を展開。
Yahoo!クリエイティブアワードでの受賞や、文化庁メディア芸術祭において審査員会推薦作品に選出されるなど、多方面で活躍してきた。
夫が昨日から机にレシート置きっぱなしにしてて、チラッと餃子鍋って書いてあったから、こいつ何食べてきたか見てやろう、と思ったら手紙だった!! pic.twitter.com/YCg4mbXRbd
— 佐藤蕗 (@fuki_fuki) 2015, 11月 22
また、11月22日(いい夫婦の日)には、妻であるデザイナーの佐藤蕗さんに渡した「レシートレター」が、SNSを中心に大きな注目を集めた。
ゴミをイルミネーションにするという新発想
佐藤ねじさんは、イルミネーションで彩られた街の光景を目にし、装飾された物そのものに着目。
「きれいなゴミ」は、空き缶やポリバケツなど正真正銘のゴミをLEDライトで点灯。クリスマスシーズンも近づく中、少々批判的でありつつもハートウォーミングな作品となっている。
イルミネーションはきれいですが、
そこに巻かれている木は枯れています。
夜景も、きれいですが、
オフィスビルの光は残業の光です。LEDやプロジェクターを使い、暗い場所で光らせることで
何でもきれいになってしまうことが、気になっていました。
極論、死体を光らせてもきっと、きれいに光るんだろうなと。それならば、ゴミを光らせたって良いのではないでしょうか。
実際にやってみると、いろんな表情を見せて、思った以上にきれいでした。
コンビニの袋がふんわりの光ったり、ポリバケツがメディアアートのようになったり。家の窓や枯れた木にばかり、イルミネーションさせず、
光るゴミ置場があるような自治体やマンションがあっても、
案外面白いだろうなと思いました。佐藤ねじさんのコメント