明治安田生命は3日、毎年恒例の『2015年生まれの子どもの名前』調査の結果を発表。「男の子」は昨年2位の【大翔】くんが4年ぶり7回目、「女の子」は【葵】ちゃんが昨年4位からジャンプアップして8年ぶり3回目の首位となった。これにならってTOP10内には、男の子は【蓮】や【陽太】、【湊】、【颯】、女の子は【陽菜】、【さくら】、【花】、【花音】、【陽葵】など、男女ともに大自然の力強さや優しさをイメージさせる、ナチュラル志向の名前が多くランクインしている。
<一覧表>男女別ランキングTOP10 ※名前の読み方や昨年比も掲載
女の子は特に花にまつわる名前が人気で、【葵】のほか【さくら】は昨年16位→4位、【花】は昨年18位→6位、【咲良】は昨年→13位、【すみれ】は昨年61位→35位というように大きく順位を上げている。また、最近は漢字の【子】を使った名前も人気回復のきざしを見せており、日本の古き良きを感じさせる、やまとなでしこな名前が支持されているよう。
男の子1位の【大翔】くんにも使われている“翔”を使った名前は、大空高く羽ばたいていくような雄大なイメージから根強い人気で、昭和57年以降、34年連続でTOP10入り。今年は未年だったせいもあってか、羊が含まれる翔を使った名前が昨年よりも多く、【大翔】以外にも【陽翔】、【結翔】、【悠翔】と4つの名前が10位以内に、TOP50でみると12もランクインしている。
こういった傾向について同社は、今年は日本人がノーベル賞をダブル受賞したり、ラグビーワールドカップで日本代表が歴史的勝利をおさめたりと、世界に対して日本らしさや存在感を示すことのできた1年だったことが名前にも影響しているのかもしれないと推測している。
【調査概要】