【イスラマバード共同】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの指導者マンスール師は3日までに、パキスタン南西部クエッタで幹部らと衝突し、銃の撃ち合いとなり負傷した。ロイター通信などが伝えた。重傷との情報もある。

 7月に最高指導者だったオマル師の死亡が判明し、新指導者にマンスール師が選出されたが、内部には反発の声もあった。後継をめぐる内部対立が表面化した可能性がある。

 ロイターなどによると、マンスール師は複数のメンバーと共に1日夜、幹部の自宅を訪問。見解の違いなどから口論となり互いに発砲、幹部ら数名が死亡。マンスール師は4発の銃弾を受け、治療中だという。