渡辺明竜王
共同通信社

 将棋の第28期竜王戦7番勝負の第5局は2、3の両日、甲府市で指され、挑戦者で先手の渡辺明棋王(31)が125手で糸谷哲郎竜王(27)を破り、対戦成績4勝1敗で3期ぶり、通算10期目の竜王位を獲得した。

 渡辺竜王はこれで、棋王を合わせて今年3月以来の2冠に復帰。今期の7番勝負は第1局を落としたものの、その後は正確な指し回しが光り、一気に4連勝してタイトルを奪還した。

 前期、初タイトルを獲得した糸谷前竜王の防衛は成らなかった。

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