京都アニメーション制作の人気TVアニメ『響け!ユーフォニアム』について、ツイッターで“西洋人の目には児童ポルノのように映る”などと持論を展開する人が登場し、ネット上で物議をかもしている。
同作品は高校生吹奏楽部員たちを主人公とした青春学園ストーリー。映像の美しさも話題となり、2015年4月に放送が開始すると、ネット上でも大人気となった。10月末には続編TVアニメ&劇場版の制作も決定。ますます勢いにのっている同作だが、同アニメの登場人物を表紙にしたアニメ雑誌『アニメスタイル007』の編集者が同誌を紹介したツイートに対し、あるツイッターユーザーから、
「こういうのが西洋人の目には児童ポルノと映ってしまう。だから恥ずかしいということではなく、日本のおたくカルチャーは児童ポルノと同じ進化環境で進化してしまったということ(後略)」
と、“日本のアニメ表現が、西洋人には児童ポルノと同一視される”との意見が発せられた。同ユーザーは、「(同アニメは)吹奏楽をセックスの文脈で読み替えて童顔美少女コンテンツ化して商売するやり口」などとも表現しており、これらの見方に驚いた人も多かった。Twitterには、
「誤読するほうが悪いのではないですか?
など批判的な意見が集中。「金管楽器」「児童ポルノ」「ユーフォニアム」というワードが続々とTwitterのトレンドに並んだ。
なお、前出ユーザーは自身のツイートを「おたく文化と児童ポルノ」としてtogetterにまとめており、
「なんとなく言ってることはわかる。面白い分析」
など、興味深く読んだという感想も寄せられている。
togetterのページは12月2日24時時点で24万ビューにのぼっており、様々に波紋を広げるようで、このユーザーに対して「制作側にまわれば…」という声もあるほど。ネットユーザーに強烈な印象を与えた分析だったようだ。
※当記事は2015年12月04日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。