4日、ウィーンで開かれたOPEC総会(共同)
共同通信社

 【ウィーン共同】石油輸出国機構(OPEC)は4日、加盟国の原油生産目標を決める定時総会をウィーンで開いた。総会後に公表した声明に、最大の焦点となっている生産目標(現行は日量3千万バレル)を明記しなかった。結論を持ち越したとみられる。

 OPEC加盟、非加盟ともに有力産油国はシェア確保を狙って生産を高水準で維持。OPEC単独で減産しても原油価格の上昇は見込みにくく、目標を据え置くとの見方につながっていた。

 サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は総会前、記者団に「価格は市場で決まる」と述べ、減産見送りを示唆した。

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