3~4ページ、時には1ページというマンガが主流だった時代に、さいとう・たかを作の15ページの「長編」劇画が掲載された。これが青年コミックの原点となり、日本コミック文化の礎となったのだ。
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2015年、さいとう・たかを画業60周年となる記念すべき年に、その貴重な作品を含む「ゴリラコレクション」全12編を収録した『さいとう・たかをゴリラセレクション 劇画1964』が、現在発売中だ。
さらに今回の記念企画として、その当時の様子や青年コミックについて、さいとう・たかを本人と、最強のさいとう・たかをフリークである、みなもと太郎が熱く語り合った対談を収録。さらには、みなもと太郎による当時の状況の解説もついた、ファン必見の1冊だ。
<内容>
・記念対談さいとう・たかを×みなもと太郎
「青年コミックは1964年の持ち込みからはじまった」
・特別寄稿みなもと太郎が解説する「1964年」
「ガキ大将、さいとう・たかをに、我々平成のマンガ家たちは、もっともっと感謝しなければイケナイのだ。」■『さいとう・たかをゴリラセレクション 劇画1964』
著:さいとう・たかを
価格:1,800円(+税)
発売日:2015年11月13日(金)
出版社:リイド社さいとう・たかを
1955年、『空気男爵』にて単行本デビュー。1960年にさいとう・プロダクション成立、コミック業界に初めて脚本部門を置き、分業体制を敷いて数々の長期連載を実現。現在に至るまでの40年以上もの長期連載を続ける人気劇画『ゴルゴ13』は有名。「劇画」という分野を確立し、1960年代より日本コミック業の第一人者として、精力的に作品を発表し続けている。