本日(12月4日/日本時間)行われた「THE GAME AWARDS 2015」の表彰式に、KONAMIの小島秀夫監督が出席せず、その理由をめぐって、KONAMIに批判が集まっています。
「THE GAME AWARDS」は、海外メディアがその年のベストゲームを選ぶ世界的イベントの1つ。小島監督は今回「メタルギアソリッドV ファントムペイン」でベストアクション/アドベンチャー賞を受賞しましたが、トロフィーを受け取ったのは海外版でスネーク役を演じたキーファー・サザーランドさん。その後カメラは司会者に切り替わり、小島監督がこの場にいないことについて「KONAMIの法務担当から先日、(小島監督が)授賞式へ出席し、賞を受け取ることを許可しないとの通告がありました」と説明されると、会場からは大きなブーイングが沸き起こりました。
以下は司会者による説明部分を訳したもの。
“ご存知のように今夜この会場に小島秀夫さんはいらっしゃいません。そのことについて少し説明します。小島さんはもともと今夜参加される予定でしたが、残念ながら、コナミの法務担当から先日、授賞式へ出席し、賞を受け取ることを許可しないとの通告がありました(ここで会場から大きなブーイング)。これはコナミとの従業員契約に基づくもので、今日はチームメイトもここに来ていますが、ヒデオのようなアーティストが彼らと一緒に受賞をお祝いできないのはとても残念なことです。”
これを受けて、Twitterではハッシュタグ「#f○ckonami」がトレンドに浮上するなど、KONAMIに大きな批判が集まる形に。また「The Game Awards」の主催者兼司会者である、Geoff Keighleyさんが小島監督に宛てた「おめでとう、キミがいなくて寂しいよ!」というツイートは2500人以上にリツイートされています。
一方、小島監督はTwitterで「ありがとうございました。/Thank you very much.」と一言だけツイート。詳しい経緯などについては触れられませんでしたが、これに対し世界中から「ありがとう!」「愛してるよボス!」など温かいリプライが多数送られる形に。KONAMIと小島監督の確執については以前から各所で報じられていますが、そうした一連の騒動も今回のブーイングにつながっているようです。なお、KONAMIによれば小島監督は現在、「メタルギアソリッドV ファントムペイン」完成後の長期休暇に入っているとのこと。