生きる時代が変われば価値観も変わる。こと恋愛や結婚に関しては、親と子で行き違うのはよく聞く話だ。
「教えて!goo」に「お見合いの良さを教えて下さい」と嘆いている相談者さんもそのひとり。現在アラサーで彼氏はいない。片思いの相手にフラれたばかりでナーバスになっている状況で、親からお見合いを勧められ、嫌な気持ちが勝ってしまうという。
大人な対応ができないと悩む相談者さんは「親の心配も、お見合いの登録もした方がいい」とわかってはいるものの、素直に受け取れない様子。似た悩みを持つ方たちのために、ここでは寄せられた「お見合い肯定派」の意見を参考にしてみよう。
■合コンや紹介では聞きにくいことを事前にクリアできる
「結婚するとなれば性格や外見以外のそのようなバックグラウンドは少なからず考えることだと思います。一般論としていえば、お見合いってこれらの部分が判った上で会うことができます」(tsuyoshi2004さん)
仕事、学歴、年収といったパーソナルなことは(単刀直入に聞ける人もいるとは思うが……)関係性の段階を踏んでから聞くケースが多いだろう。意中の相手が実は……という話はきりがない。プロフィールを知り、先々悩むかもしれないことをある程度はクリアしておけるだけでも、ひとつのメリットがあるといえそうだ。
■夢は少ないが現実的な選択がある
「釣書きをサクサク書けるのであれば、お見合いは結構お勧めです。33歳くらいまでなら、全然遅くはないです。36,37歳くらいで、『女は若くない』としか考えないような男を除けば、ベストカップルの誕生ですよ」(koyuki2426さん)
恋愛優先で結婚した場合は「気持ちが冷める」という大きな問題がある。また、互いの両親までいくのも大方は付き合った後のケースが多く、本人は良いのに親や親族に一曲が……ということも。
片や現実的なスタートから始まったお見合い結婚の場合は、あくまでkoyuki2426さんの周囲では離婚している人もほとんどいないという。自分の分相応に相手の条件を望めば、長続きしやすい関係が築きやすいようだ。一方で、いわゆる玉の輿のような逆転ホームランは起きにくいともいえる。
■今、結婚したがっている男性と会える
「恋愛→結婚パターンの場合、相手の男性が結婚に消極的なうちはどんなにラブラブでも結婚出来ません」(vanishing_twinさん)
責任感を背負う傾向もあり、仕事や趣味などで結婚に二の足を踏む男性は多い。そんな中で、お見合いはひとつの線引きとして結婚を前提にしているため、その前段階も心の備えができているというわけだ。必ずしも結婚が幸せかどうかはさておき、ひとつの関係性をつくっていくことを考えた際には、ある意味で最短距離の歩み方かもしれない。
恋愛にしろ、お見合いにしろ、一長一短があるのは致し方ない。しかし、仮に恋愛がうまくいっていないのだとすれば、選択肢としては十分にアリだと思える意見が集まっていた。
(松本塩梅)
教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)