アウン・サン・スー・チー氏(左)と、タン・シュエ氏(ともにロイター=共同)
共同通信社

 【ヤンゴン共同】ミャンマーの野党、国民民主連盟(NLD)の幹部は5日、党首アウン・サン・スー・チー氏と、旧軍事政権トップとして独裁を続けたタン・シュエ氏が4日に面会したと明らかにした。タン・シュエ氏はスー・チー氏の功績を認め、民主主義の定着を図ることで一致したという。

 タン・シュエ氏は、スー・チー氏を長期にわたって自宅軟禁とするなど民主化勢力を弾圧。2011年の民政移管で引退したが、現政権に隠然たる影響力を持つとの指摘もあった。約半世紀にわたって国政を牛耳ってきた軍人脈が、名実ともにNLD主導の新政権を容認した形になった。

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